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すっぱい夏みかんで作るマーマレードの作り方

 

冬のこの時期、近所のお家にみかんが生っているのを見かけませんか?

「なんで収穫しないんだろう?」と常々思っいたのですが。。

「すっぱいからじゃないの」と母。

ああ、そういうことか。。と思っていたところ、お隣さんから2ついただいた。

あまりの偶然というか、念力の強さにびっくり。

こんなこと時々ありますよね。

 

酸っぱいんじゃマーマレードにしてみようか、と作ったのが今回の夏みかんマーマレード。

普通のお家の庭に生っているものだから、農薬の心配もなく使える。

イギリスでもマーマレードに使われる、種の多いシヴィルオレンジは冬が旬。

スーパーの店頭に出ているのも2月くらいまで。

マーマレードは冬に仕込むジャムなのだ。

 

マーマレード作りは、ちと他のジャムと違って手間がかかる。

でも、それだから手作りは美味しいし、うれしい。

 

マーマレード作りは手間がかかる

料理はなんでもそうだと思うけど、なんでもカンタン、カンタンなものだけではない。

シンプルがベスト。

それもあるけど、手間をかけて美味しくなるものがあるのも確か。

マーマレードはそんなもののひとつ。

 

他のジャムはフルーツを切って砂糖と煮るだけ。

使ったフルーツにペクチンの割合が少なければ、ペクチンの多いフルーツと組み合わせるか、ペクチンを添加する。

マーマレードの場合は、ミカンの皮、川の内側の白い所、種、実が入っている袋、

そんなものミカン全部を使ってペクチンを取りだしてあげる。

それがマーマレード作りの一番の大仕事。

 

ジャムを成功させるコツ、マジックポイント

マーマレードもそうだけど、ジャム作りを成功させるコツ、マジックポイントがある。

それは、フルーツと砂糖煮て、105℃まで達すること。

ジャム作りには食品温度計が必要だよ。

 

水の沸点は100℃。

水だけで煮たら当然100℃以上にはならない。

砂糖が入って初めて100℃を超える。

 

なので、健康的に砂糖を減らそうとかするとジャムは固まらない。

砂糖は保存の役割もあるので、減らすと傷みやすくなる。

以前ニュースになったマフィンのように。

 

ジャムが固まるかテスト

ジャムは煮ているうちはトロミもわからずサラサラ状態。

これで固まるのかな?

なんて思うかもしれないけど、ちゃんと「ジャムが固まるかテスト」で確認することができます。

 

  1. ジャムを煮込み始めるまえに、平たい小皿3枚ほどを冷凍庫で冷やす。
  2. ジャムが105℃に達したのを確認したら、冷えた小皿1枚を取り出す。
  3. 小さじ1杯くらいを小皿に乗せ、冷蔵庫に戻し3分ほど冷やす。
  4. 3分たったら冷蔵庫から取り出し、指でそっとジャムを横から押してみる。

 

ジャムにシワが寄ったら、固まるサイン。

これを確認してから、しっかり煮沸したビンに詰めて熱いうちにフタをする。

1日冷やしてから味見してみて。

 

2つの夏みかんから沢山のジャムができます。

小さな小瓶につめてプレゼントするも良し。

私は夏みかんをくれたお隣さんにあげたら喜ばれました。

小さなビンと普通の大きさのビンを見せて、「どっちがいい?」って聞いたら、大きな方持ってった。

 

マーマレードは冬に仕込むジャム。

もし酸っぱい夏みかんが手に入ったら是非手作りの楽しさを味わってください。

詳しい作り方はyoutubeで紹介しています。

 

 

 

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