もちもち食感は私たち日本人の好きな食感。
今回はすっきりと爽やかなオレンジの甘さとココナッツの食感、コクが美味しいフルーツ求肥を作ってみました。
レンジでカンタンに作れます。
求肥とは
求肥は牛皮とも表され、「なんだか変な名前」なんて思ったことありませんか?
私も長年そう思ってはいましたが、この記事を書くにあたって調べてみました。
雪印メグミルクのサイトによると、求肥は平安時代に中国から伝わったものとか。
当時は玄米で作られていたらしく、色も黒っぽく牛の皮のように見えたとか。
そこで「牛皮」という名前がついたそう。
ただ、肉を食べるのが禁じられていた当時のこと。牛皮を求肥という字に変えたのだとか。
求肥、外国人が食べたリアクション
今回、動画で作ったオレンジとココナッツの求肥。
せっかくなので職場、その他の非日本人に試食してもらった。
「これは何?」
不思議そうに見つめる。
「ゼラチンを使った?」
なんて言ったのは職場のポーランド人。
米から作ったなんていうと、
「ライス? これが?」
みたいな反応も。
職場のヘッドシェフは日本に行ったこともあると話していた。
「日本のMochiって聞いたことある?」
と聞くと「聞いたことはある」と。
でも食べたことはなかったみたい。
一口食べてみて。。
そりゃ、初めての食感の彼等。
モグモグやって。
「。。。。」
ポーランド人は「リフレッシング」と感想を言ってくれました。
あげるまで冷蔵庫に入れといたので、冷たくてすっきりした柑橘系の甘さは、まさにリフレッシュできるスイーツ。
ま、外国人には不思議な食べ物かもしれない。
餅好きな外国人
私はこれを非外国人用のyoutubeチャンネルでアップしてしまった。
約1年前の話だ。
ロンドンでは白玉粉は高いし、タイ産のもち米粉を使うなら海外向けの方が良いと思ったのだ。
もち米粉とオレンジとココナッツという西洋のものを組み合わせた、日本と世界の融合みたいな。
ただ、世界には物好きもいるらしく、「作ってみた」といコメントもいただいた。
「作ってみたけど、美味しかったよ」というコメントをくれた人は、餅のこともよく知っていたのだろう。
クルミゆべしの動画もアップしてあるのだが、
「仙台に旅行した時に食べて美味しかった。作り方がわかって嬉しい。作ってみたけど美味しかったよ」という外国人のコメントも。
いろんな人がいるもんだ、世界には。
【材 料】
オレンジ(小)皮すりおろし、果汁 1個分
もち米粉/白玉粉 50g
グラニュー糖 100g
ココナッツミルク 50mlほど
【作り方】
オレンジはよく洗い、皮はすりおろし、果汁を取る。
果汁は計量し、ココナッツミルクと合わせて100mlにする。
このココナッツミルクは水に置き換えられる。
ココナッツの風味はちょっと減るけどね。
ボールにもち米粉、グラニュー糖を入れ全体をざっと混ぜる。
オレンジ果汁とココナッツミルクを足したもの、100mlを加える。
ダマがないようによく混ぜる。
ラップなしでレンジで2分。
まだ白っぽく、中心は火が張っているが周りはまだシャバシャバ状態。
しゃもじでよく混ぜる。
再びレンジにかけ1分。
かなり火が入って全体的にモチモチしてくるがもうちょい。
ここでオレンジの皮のすりおろしとココナッツを加える。
残り、様子をみながら、10秒、10秒とレンジにかける。
全体に透明感が出てきたら型に流し入れ完全に冷ます。
冷めたら等分にカットして提供する。
詳しい作り方はyoutubeで説明しています。